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リンパ管から神経疾患への思考散策

そもそもリンパ管は血管から分かれ進化してきました。
鳥類や哺乳類では、リンパ管に平滑筋や弁が備わっているが、両生類には存在しません。
また、鳥類では胸管は、大動脈の左右両側に1条づつ計2条存在します。

しかし、ヒトでは左胸管の大部分は消失しています[目]
これは何故でしょうか[exclamation&question]

また、リンパ管は再生されるがリンパ節は再生されません。

もう一つ私が疑問に思うのは、なぜ長鎖脂肪酸は胸管から吸収されるのでしょうか。
カイロミクロンは、小腸のリンパ管内皮細胞の離開からリンパ管に入ります。
カイロミクロンの大きさ(0.1-0.3ミクロン)からすると毛細血管から入ることには無理があります。
そもそもリンパ管は栄養吸収のシステムではありません

別の言い方では肝臓をバイパスするということでしょうか?

中鎖脂肪酸は、多くの神経変性疾患でその有用性が示されているが、摂取量は20grです。
これを日常生活で摂取し続けるにはやや無理があります。
この中鎖脂肪酸は門脈から吸収されるので、その大半は肝臓でトラップされます。
大量の中鎖脂肪酸であれば肝臓から抜けて血液に出て、脳に到達するのでしょうか[exclamation&question]

脳は長らくリンパ管が無いと考えられてましたが、最近硬膜にリンパ管の存在が指摘されました[眼鏡]
このリンパ管には平滑筋や弁がないので集合リンパ管ではありません
脊髄や網膜にもいわゆるリンパ管はないと考えられているが、代謝がある以上その排出経路は存在する筈です。

脳からの廃液は、主にはクモ膜顆粒からの排出と考えられていたが、この経路はあまりアクテイブではありません。
その他嗅球や脊髄から末梢へと神経がでる袖口からの流出がありますが、どちらもリンパ節へ流れるのは興味深いです[手(パー)]
神経疾患で傍脊柱リンパ節を検討するのも意味があるかもしれません。
さらに面白い流出経路として、グリンファテイックシステムが知られるようになりました。
アミロイドなどもこの経路から排出されます。
中心となる分子はAQP4です[ひらめき]

この知識があれば、AQP関連疾患とはこのグリンファテイックシステムの障害であると気づくでしょう。
更に乳酸がこの経路を介して排出されることが分かりました。
そうすると、何故ミトコンドリア脳筋症で血管走行に合致しないMRI画像が出現するのかも理解できるのではないでしょうか[手(パー)]

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