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本当のパーキンソン病の話をしよう - 2

このブログは一般の方には少し難しいかもしれません[あせあせ(飛び散る汗)]
難しいと思われる方は一番最後のまとめというところをご覧ください。

 

このブログでは動物実験の話をしましょう[手(パー)]


[満月]6-OHDAを脳に注射するとパーキンソン病のモデルができます。mouse.gif
そのモデルマウスでは臨床症状と黒質線条体のドパミン減少の程度が相関すると最初は報告されました
(Zigmond and Stricker 1972 in Science)

しかし、症状が改善したマウスでも線条体のドパミン残余量は完全欠損しているのです。
ドパミン受容体の感受性増大でこれを説明しようとしていますが、それは全く証明されていません。

 

[満月]その後、カテコールアミンの組織染色の技術で同じ仮説が検討されました(Ungerstedt 1971, Singer & Willis, Willis and Smith)

この方法でも、マウスの臨床症状と線条体のドパミン残余量は一致していません



[満月]今度は受容体を遮断する薬剤で前処理して、同じ動物モデルを作成するとマウスの回復が速い(Hynes et al. 1971)と報告されましたが、後に線条体の受容体をブロックしない遮断薬でも同じように回復が速いという報告がされました(Willis et al. 1983)

 

また、6-OHDAを注射すると動物モデルはできるのですが、線条体の残存ドパミンは結構ばらばらです。
一方、
6-OHDAを分割して注射すると(トータルでは同じ量)、ドパミンは完全に欠損するのですがマウスに全く症状は出ません

 

L-DOPAを正常動物に注射しますと(30mg-1000mg/kg)、どの量でも動物の運動機能は最高でおよそ90%近く障害されます(Smith & Dews 1962;Uretsky & Schoenfelf 1970)

 

一方で、6-OHDAを注射したモデルマウスでは症状は改善します。

しかし、この実験においても話はそう簡単ではありません[たらーっ(汗)]
投与量を上昇させると、むしろモデル動物であっても運動は悪化するのです。

更に詳しく調べた実験では、ラットの運動はその種類によって、改善する項目と悪化する項目があるのです

 

[ひらめき][ひらめき][ひらめき]  まとめ  [ひらめき][ひらめき][ひらめき]

1)黒質線条体のドパミンの欠損パーキンソン症候を生じさせるという動物実験の結果は存在しません

2)治療薬であるドーパ正常のマウスでは、むしろ運動障害を生じさせます

3)モデル動物であっても、ドーパ製剤の投与は一方的な改善を示す分けではありません

過去の動物実験は、「パーキンソン病は黒質線条体のドパミン欠損ではない」ことを語っています[目]
更に現在行われている治療方法にも疑問を投げかけているのです。Dr.gif


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